鬼女

2006年10月5日
能の『黒塚』が観てみたくてしょうがない今日この頃。
関西の公演情報をば〜〜っと見てみたけど、今年いっぱいは
『黒塚』の公演予定はないみたい。残念!

話の内容は、阿闍梨祐慶と同行の山伏が安達が原で宿を借りる。
宿主の女が「山から焚き木用の木を取ってくる間に
あの部屋は見るなよ」って言われてるのにやっぱり見てしまう。
そしたらその部屋には人の死骸がいっぱいあって、
恐ろしくなって逃げ出そうとする。
鬼の姿になった女が山から戻ってきて「約束破ったな!」と
襲いかかってくるんだけど、祈り伏せられ夜の闇の中に
消えて行く。ものすごぉ〜く簡単に掻い摘んでみました…。

「あさましや 恥ずかしの我が姿やと 
 いう声はなお物すさまじく
 いう声はなお物すさまじき夜嵐の
 音にたち紛れうせにけり
 音にたち紛れうせにけり」 

安達が原の黒塚に隠れ住んでいたのに、見られしまい情けない
恥ずかしい我が姿だと言う声は凄まじかったが、夜嵐の音に
まぎれて鬼女の声も姿も消えてしまったと。
最後のこの部分(言葉?)が非常に印象的で、
実際にこの場面を観てみたいんだ〜〜!
でも能の知識は皆無状態なんで、これからちびちびと
覚えていこうと思っちょります。
『黒塚』だけじゃなくて、他のでもまずは観に行って
みるのもいいかなぁ〜と。芸術の秋だし(笑)
楽しみが増えるのはいいことだ!

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